オフィスにビジネスホン(ビジネスフォン)を導入する際に、中古ビジネスホンの人気が高まっています。
一昔前には、オフィス機器の中古品は中小企業での導入を中心とした限定的な位置づけでしたが、今や大企業も含めて用途やオフィスの規模を問わず中古ビジネスホンが導入されています。
今回の記事では、企業や団体が事務所に中古ビジネスホンを導入する際のメリットを、新品の購入・リース契約の特徴と比較しながら解説します。
▶目次
1、新品ビジネスホンと比べたときのメリット
中古ビジネスホン(ビジネスフォン)の導入を新品ビジネスホンの導入と比較した場合のメリットについて案内します。
導入コストの削減
新品ビジネスホンとの比較した際にメリットになるのは、言うまでもないことですがコスト削減効果です。
機種、状態、販売店の価格設定などにより価格はまちまちですが、中古ビジネスホンの相場としては新品の2分の1~5分の1程度の価格でビジネスフォンを導入できます。小規模・中規模の場合でもビジネスホンの導入には数十万円から数百万円の費用が発生しますので、非常に大きなコスト削減効果が得られます。
新品ビジネスホンと比較した場合に明確にメリットといえる点はコストの部分のみにはなりますが、機能面で大きな違いがない機種を安く導入できることが、ビジネスとしてはこれ以上ないメリットとなります。
販売店選びが重用
新品ビジネスホンと比較してコストのメリットを最大限に受けるためには、販売店選びが重要になります。
機種の価格、故障に対する保証、トラブル時のアフターフォローなどがすべて販売店独自の規定や方針に沿ったものとなるため、同程度の機種を購入した場合でも販売店が異なるだけで、条件が大きく異なります。
中古ビジネスフォンのメリットを最大限に得るためには、リース契約との比較時も同様ですが、販売店選びが重要です。
2、リース契約と比べた場合のメリット
中古ビジネスホンとリース契約とを比べた場合のメリットについて解説します。
年数縛りがない
リース契約は、契約の初期費用を抑えられる点で、ビジネスフォンでも多く利用されている契約方法です。
リース契約の場合には、5~7年程度の契約期間があり、期間中の解約ができません。したがって、短期的にビジネスフォンが必要になった場合や、将来の展望が不透明な場合などの場合には、中古ビジネスフォンを導入した方が流動的な対応が可能になります。
資産になる
中古ビジネスフォンの購入の場合、契約後にビジネスホンは自社資産になります。処分や転売、譲渡など、自社の意思で自由に行うことができます。
リース契約の場合には、リース会社の資産という扱いになりますので、処分や転売はもちろんのこと、用途の変更や設置場所の移設などについても自社だけの決定で行うことはできません。
コスト面
リース契約は、初期費用を抑えるというメリットがありますが、リース期間トータルでは新品ビジネスフォンを購入する以上にコストがかかってしまいます。
したがって、長期間利用する場合同士を比較した場合でも、中古ビジネスフォンの方がコストメリットがあるのです。
3、まとめ
この記事は、中古ビジネスホン(ビジネスフォン)のメリットについて解説しました。
中古ビジネスホンのメリットは一言で表現すれば、コストの安さと流動性の高さです。新品ビジネスフォンの購入やリース契約と比較すれば、なぜ中古ビジネスフォンが大手企業にも導入されるほど一般的になっているのかが理解いただけるのではないでしょうか?
また、最新機種を入手することは難しいですが、機能的にはほぼ同等の機種を購入できること、販売店の保証が受けられること、など中古品のリスクが担保されていることも人気の要因といえるでしょう。