ビジネスフォンを購入する際に、重要なポイントとなるのが業者の選び方です。
中古ビジネスフォン(ビジネスホン)の場合には、メーカー保証がないことや、機器の保管がメーカーにゆだねられることなどから、新品以上に業者選びが重要になります。では、どのようなポイントに注意して業者を選べばよいでしょうか?
今回のポイントでは、中古ビジネスフォンの業者選びのポイントについて解説します。
▶目次
1、販売店情報からの判断ポイント
中古ビジネスフォン(ビジネスホン)の販売店の規模やスタイルなどによる判断ポイントについて解説します。
全国規模or地域密着
中古ビジネスフォンの販売店の中には、全国に複数の拠点を持ち全国展開している業者もあれば、反対に1拠点で地元の企業・事務所向けに小回り良く対応している業者もあります。
技術の良し悪しや、アフターフォローの充実さは業者ごとに異なりますので、一概に比較することはできませんが、全国規模で展開している販売店の方が、希望する機種が確保しやすいという利点があります。地域の業者を選ぶメリットは、立地の近さからトラブル時にすぐに駆け付けてもらえる可能性が高いことです。(全国展開の業者でも拠点が近ければ同様のメリットがあります)。
中古ビジネスフォン事業者の業態
中古ビジネスフォン販売業者は、他にも新品ビジネスフォン、複合機、LAN工事などオフィスに関連する事業を展開しているケースが多いです。また、ビジネスフォンの販売においても、特定のメーカーを強みとして販売している業者もあれば、多くのメーカーの製品を網羅している業者もあります。
関連性の高い事業を広く手掛けている業者に中古ビジネスフォンを依頼すれば、ワンストップで他の工事を依頼することもできることもあり、打ち合わせコストの削減やトータル的なボリュームディスカウントが図れるので活用しない手はありません。
また、新品ビジネスフォンやLAN工事などを手掛けている業者は工事内容が同じかに通っている部分が多いので、工事の品質という点でも安心して任せられるでしょう。
2、サービス内容による電話販売業者選び
販売店情報以上に重要性が高いのがビジネスフォン業者のサービス内容です。
ビジネスフォン販売価格
中古ビジネスフォンをチョイスする大きな理由の一つがコスト削減かと思います。販売価格は安いに越したことはありません。
販売価格の目安はホームページにも掲載されていることがありますが、できれば打ち合わせの上工事費を含めた見積書を作成してもらい比較検討されることをおススメします。
保証内容
中古ビジネスホンはメーカーによる保証が付いていない代わりに、販売店による保証によって対応されることが一般的です。
しかし、保証の範囲や保証の有効期限は販売業者によってまちまちです。できるだけ長期間、厚い保証がついている電話業者を選びましょう。
販売実績・工事実績
販売実績や設置工事の実績が豊富であるということは、以下のメリットがあります。
- 在庫が豊富
- 工事の品質が高い
購入した業者で、使用中の機種を下取りに出すケースが多いので、販売実績が豊富な業者は中古ビジネスフォンの在庫を豊富にそろえている可能性が高いでしょう。
年間に多くの工事を手掛けている業者ほど、作業に慣れているので工事の品質が高いことが多いです。
工事の品質を確認するための一つの指標としては、工事資格をもったスタッフが在籍しているか否か、ということも一つの目安となります。
担当者の提案力
ビジネスフォン導入の打ち合わせの際の担当者の提案力も重要な比較ポイントです。
オフィス側である程度、機種選定のポイントや購入台数、設置個所などをイメージできている場合でも、専門家の目線としてより良い提案がされるケースがあります。
特に、専門家以外の方は将来的な展開を忘れてしまいがちになりますが、拡張性を踏まえて検討すると将来かかるコストが大幅に削減できる可能性があります。
提案内容だけではなく、担当者の人柄や誠実さも判断ポイントの一つです。
3、まとめ
この記事では、中古ビジネスフォン(ビジネスホン)の業者の選び方について解説しました。中古ビジネスフォンの場合には、トラブル時の保証や在庫の品ぞろえなどが業者によって大きく変わるため、新品以上に業者選びによって満足度が左右されます。
業者選びで重要となるポイントは大きく分けて2つあります。業者の会社の情報と、実際のサービス提案内容です。全国展開か地域密着か、サービス集中型か多事業展開かなど、自社に適した業者を選びましょう。提案内容は価格だけではなく、保証内容、販売店の実績、担当者の提案力が重要です。